セキスイハイム クレスカーサ 陰山モデル

セキスイには「セキスイハウス」「セキスイハイム」という
同じくハウスメーカーとして二つの会社があります。

「セキスイハイム」というのは主に軽量鉄骨造の、
プレファブ住宅を提供しているメーカーです。

「クレスカーサ」というのは、そのセキスイハイムの販売している
住宅のシリーズ名の一つであり、
さらに「陰山モデル」というのは、そのクレスカーサの
一つのモデルという位置づけのようです。

プレファブ住宅の特徴は、規格化した部材を組み合わせることで、
とても早く効率的にそして計画的に
住宅を生産、供給することができるシステムです。

ですから、「陰山モデル」というのも、
その大きなプレファブによる住宅というシステムにのった住宅である、
ということを、まず知っておく必要があります。

陰山氏の唱えている、
・きちんとした生活習慣
・反復学習による基礎学力の重要性
・家族のコミュニケーション

を実現するために、「陰山モデル」では、

①親が面倒をみてあげる環境
  大ダイニングテーブル
  勉強道具収納
  参考書置き場
 
②コミュニケーション
  求心力のあるリビングダイニング 
  大空間 柱のない空間

③子供部屋
  小学生の時は勉強コーナー
  中学・高校では 個室
  可動収納、可動間仕切り
  集中できるインテリア

④テレビ
  親と一緒にみる
  そばに辞書、地球儀のおけるTVボード

⑤ギャラリー

といったことをプランとして提案しています。

内容的としては①、④、⑤は、この住宅でも、
収納や家具として対応していますので、
建築的な内容としては、

② コミュニケーション:柱のない大空間
④ 子ども室:成長に合わせて可動間仕切による変化

がこのプランの特徴としていえます。

最初にお話ししたとおり、
この住宅は軽量鉄骨によるプレファブ住宅です。
軽量鉄骨は、木造に比べ柱をとばす(大空間がつくりやすり)ことが
比較的簡単にできますので、
②、④といった、間仕切り壁を少なくして、
大きな空間をつくるのに適した構造であるといえます。

ですが、私の印象としては、やはりハウスメーカーによる、
標準的な「n+LDK」のプランにちょっと工夫をした程度に思えます。

もう少しみえるかたちでアピールしないと、
通常セキスイハイムが販売している家との差が
それほどでてこないのではないでしょうか。

これぐらいのプランであれば、わざわざ「セキスイハイム」「陰山モデル」
でなくても、実現できるものなので、
購入される方も、本当にこのメーカーでないとできないのか、
はっきりいうと、もっと安くで同じ住宅を手に入れられないかを
考えてもよいのではないかと思います。

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